自筆証書遺言の作り方⑫-豆知識
前回までで、遺言書を書く際の基本的な知識については、お伝えしました。今回からは、実際に遺言書を書くことを想定して、どういった文章を書けばいいのか、ケースごとに、一般的な文例を確認していきたいと思います。 全財産を、特定の相続人に相続させたい場合(遺言書文例…
前回までで、遺言書を書く際の基本的な知識については、お伝えしました。今回からは、実際に遺言書を書くことを想定して、どういった文章を書けばいいのか、ケースごとに、一般的な文例を確認していきたいと思います。 全財産を、特定の相続人に相続させたい場合(遺言書文例…
相続税が課税される人とは? 現在、日本で相続税が実際に課税されるのは、全体の約5パーセントの人たちであり、ほとんどの人たちには相続税は課税されません。これは、相続財産の総額が、法律で定めている「基礎控除額」を超えない場合が多いからです。「基礎控除額」とは、…
遺言を書く際、遺言が効力を発生した時に、遺言の内容を実現する「遺言執行者」を指定することができます。今回は遺言執行者について、詳しく見ていきたいと思います。 遺言執行者の仕事 遺言執行者は、遺言に書かれた内容を実現するための人です。具体的は、各種財産の名義…
今回は、遺言者が亡くなった後の、遺言書の検認手続きについて、確認していきます。自筆証書遺言は、この検認手続きを経ないと、遺言内容を実行(相続手続き)することができない為、しっかり確認していきましょう。 自筆証書遺言の検認とは 自筆証書遺言の遺言者が亡くなっ…
遺留分(いりゅうぶん)とは 相続人には、相続分のうち、必ず確保されるべき割合が法律で定められています。これを「遺留分」と言います。 例えば、被相続人が遺言により、「遺産のすべてを愛人Aに遺贈する」としていた場合にも、被相続人の妻や子は、遺留分によって確保さ…
今回は前回に引き続き、遺言における財産の特定方法を見ていきましょう。 現金・預貯金 現金や預貯金は、以下のように特定していきます。 ・「現金」 ・「○○銀行○○支店 普通預金(定期預金)」 ・「○○銀行○○支店 普通預金 口座番123456」 ・「ゆうちょ…
今回から何回かの分けて、遺言書に記載する財産の特定の仕方について、確認していきたいと思います。遺言書を書いても、財産が特定できないというのでは、せっかく書いた遺言書が台無しになってしまいますので、しっかりと確認していきましょう。 不動産について 遺言書に不…
今回は、実際に遺言書を書いた後の注意点を確認していきたいと思います。遺言書は、一度作成した後において、いつでも書き直すことができます。その時に注意していただきたい事項がありますので、以下で見ていきましょう。 前に書いた遺言書と内容が矛盾する遺言書を書いた場…
付言とは 遺言には、相続人の指定などの本文以外に、自身の「想い」や「願い」などを記載することもできます。これを「付言」といいます。付言には、法的な効力は生じませんが、相続人に対する感謝の気持ちや、なぜこのような遺言にしたのかという理由を書くことによって、相…
今回は、自筆証書遺言を作成する際の注意点を確認していきたいと思います。 遺言を書く紙は、破れにくいものを選びましょう せっかく書いた遺言書が、相続発生時にはボロボロで読めないということでは困りますので、便箋など、しっかりとした用紙に書くようにしましょう。 …